オフィス(店舗)を運営していると、不満に上がりやすいのが”コンセントの数”。 「ここに1つあれば…」と、ちょっとした使いづらさを感じてしまうものです。 その為、オフィス(店舗)を開設してから、コンセントだけ増設することは良くあること。 1つ,2つ程度であれば、作業時間も2,3時間と手軽にコンセント増設できます。
ただ、まっさらな空間に施工するより、増設する方が手間も費用もどうしてもかかります。 たかが数千円の話だとしても、経営者側としては少しでも費用は抑えたいところです。 そこで、今回はコンセント増設にかかる電気工事の費用相場についてご説明します。 コンセント増設の費用を抑えるポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
コンセント増設とはその名の通り、コンセントを増やすための電気工事を行うことです。 では、コンセント増設の種類と、電気工事にかかる費用相場についてご紹介しましょう。
コンセント増設には大きく分けて2つの種類があります。
既存のコンセント配線から延長するのは、ただ延長するだけなので費用は抑えられます。 しかし、1本の電線を枝分けすることになり、増やしすぎるとブレーカーが落ちやすくなる可能性が。
分電盤から新たに配線を引き込むと、専用の電線になるので大きな電力を使えます。 ただし、分電盤に、屋内配線に、コンセントにと手間も費用も増えてしまうのが悩みどころです。 ちなみに、既存のコンセントから離れすぎていても、費用が上がりやすいので注意しましょう。
コンセント増設、または新設にかかる電気工事の費用を以下にまとめてみました。
上記から分かる通り、コンセント増設には1個あたり2万円前後の費用がかかることに。 2,3個増設するだけで、5万円以上の電気工事の費用がかかることも珍しくないのです。
コンセント増設にかかる電気工事の費用は、1個あたり2万円前後とのことでした。 では、コンセント増設にかかる電気工事の費用を抑えるポイントをご説明しましょう。
まず、コンセント増設を検討した段階で、分電盤に空容量があるのかチェックしましょう。 と言っても、一般の方に分電盤は難しいもので、下手に触るのもおすすめしません。 電気工事の専門業者に見積もりを依頼して、分電盤の空容量を見てもらうのがいいです。
ちなみに、見積もりを取るのなら、少なくとも2社以上に請求するのがおすすめです。 というのも、業者によって費用はもちろん、サービスの範囲にも差があります。 複数社から見積もりを取ることで比較でき、より条件のいい1社と契約できます。
次に、コンセント増設するのなら将来を見越して多めに増設するようにします。 オフィス(店舗)を開設し、運営している中で足りないと感じたからこそ増設することに。 「やっぱりここにも…」と、将来的にさらにコンセントが足りなくなる可能性は十分にあります。
であれば、今は余分だとしても、さらに1,2個多めに増設しておくと手間がかかりません。 電気工事の回数も減らせるので、作業工賃分の費用も節約できるという訳です。 配置については業者と相談しながら決めると、より使い勝手のいい空間が作れるでしょう。
最後に、コンセント増設に必要となる、部材等を依頼主側で提供するのも1つの手です。 コンセントはもちろん、配線などの基本的な部材はホームセンターで販売しています。 また、最近では部材専門のネット通販もあり、コンセント類が格安で手に入るのです。
業者が部材を発注すると中間手数料が発生し、どうしても費用は高くなりやすいです。 少しでも抑えたいのなら、基本的な部材はできる限り提供するのがお得と言えます。
今回は、コンセント増設にかかる電気工事の費用相場についてまとめてみました。 コンセント増設にかかる費用相場は、1個あたり2万円前後です。
ただし、業者によって作業工賃には差があり、比較すればより安いところは見つかります。 まずは2,3社から見積もりを取って、よりお得な業者を探すところから始めてみましょう。
その上で、コンセントの増設数や、部材を提供するのかどうかなど。 細かい部分については業者と相談しながら決めていくのがおすすめです。 ぜひ、紹介したポイントを参考に、より良い空間作りにつながるコンセント増設をしてください。